リュックの開け閉めが煩わしいのは「ちゃんと閉めなきゃだめ」「両手じゃなきゃだめ」だから

TOKYO BACKTOTEまでのストーリー3

リュックって開け閉めがけっこう煩わしい。

ショルダーバッグやトートバッグが煩わしくないのは、口をちゃんと閉じなくても肩に引っかければ口が自然と閉じるから。テキトーに物を突っ込んでベルトを肩にかければいいだけ。ファスナーやフタがついていれば、閉めたい時に閉めればいい。いちいちちゃんと閉めなくてもいいっていう気楽さが、ショルダーバッグやトートバッグにはあります。

でもこれ、リュックにはありません。ファスナータイプのものなら、ファスナーをいちいちちゃんと閉めないと、そのまま背負ってしまっては口が開いてしまい、中のものが丸見えです。

ベルトタイプのものだって、紐で絞るタイプのものだって、ロールタイプのものだって同じ。ちゃんと閉めないと、背負った時に口が開いてしまいます。

この「いちいちちゃんと閉める」が煩わしい。

なぜ背負った時に口が開いてしまうかといえば、やはり袋部分をバランス良く吊るしてないからです。リュックが背中側の面(背胴)だけで吊るす構造だからです。

さらに、「いちいちちゃんと閉める」ために「両手が必要だから」ってこともあります。

ファスナーの開け閉め作業、紐を絞る作業、くるくるロールする作業、バックルでベルトをカチっと止める作業、どれも両手じゃないとうまくいきません。片手で例えばペットボトルを持っていたなら、そのペットボトルを一度置いて両手を開けないと、リュックを閉める作業ができないんです。

それでもリュックが好きなのは、やっぱり抜群に歩きやすいし重さを感じないから。うーん、リュックから煩わしさが排除できたら!