ころんと可愛いリュックを腰まで下げて背負いたかった話

TOKYO BACKTOTEまでのストーリー1

リュックが好きで、これまでいろんなデザインのものをあれこれ使ってきました。

デザインを気に入って購入しても、使ってみれば非常に使いづらいとなって結局しまいこんでしまうことが多々ありました。それでもやっぱりリュックが好きで次のを試すの繰り返し。

使いづらさは、リュックならではの構造をふまえたデザインじゃなかった時に起こります。まずはそんなお話。

たとえば、すごく感じのいい艶やかな茶の革で作られた巾着タイプのリュック。紐も革でしつらえてありました。とっても気に入って買ったのに、使ってみればヤツ(リュックですが)は豹変、衝撃的ですらありました。

小さめでコロンとしたシルエット。底が広くてしっかりした底板が入っていたし、底の下には鋲の足も。底が広いと小ぶりのバッグでも小物の収まりがいいはずで、これを少し下げめで背負うと絶対可愛い。もちろん店頭で実際背負ってみました。うん。可愛い。すごくいい感じ!

ウキウキと購入して実際使ってみると、ヤツは豹変。物を入れて背負うと巾着の要、ひもが緩んできて口がだらしなく開いてしまって私が想像してなかった別の表情を見せました。

店頭で買う時って中に入ってるのは超軽アンコ。重量のあるものを入れると形が崩れたのでした。残念。気に入ってるのに実用的じゃない。手を加えてみました。ひもが緩まないようにあれこれストッパーを試したけれど、それでも緩んで口が開きます。

リュックを肩甲骨あたりの上目で背負えばそれほど口は開かないのはわかってます。でも低めに背負うのが可愛いデザインです。

結局しまいこんで使わなくなりました。

腰位置で背負うと本体が傾いて中身の重さが口を開いてしまうのです。こんな感じで・・・